タイトル ノーマンズ・ランド 第97回劇団青年座スタジオ公演
作・演出 作:尾崎 太郎  企画・演出:五十嵐 明
上演場所
日程
2005年 3月 2日〜 6日  /シアター風姿花伝(東京)
出演者

五十嵐明(滝本新司) /小豆畑雅一(林 英吉)/万善香織(マキ)
岩田翼(佐久間)成田浬(田丸)/岡部大吾(近藤)
森下了太(石坂)/山崎秀樹(ハンター)

あらすじ
地下に潜行した男達は、じっと息をひそめ「その時」を待ち続けていた。
だが暗躍する「不確かな蠢き」により疑惑は悲劇へと一気に走り出す。
戸惑い。裏切り。復讐。
漂流する彼等の行方は誰も知らない。
閉ざされた世界で激しく熱く交錯する男達の運命が今、始まる。
                                     公演直前インタビューはこちら
                             ≪舞台エピソード≫

突然ですが、
意外な場所で意外な知り合いに会ってびっくりしたこと、ありますか?

この『ノーマンズ・ランド』に出演する1年あまり前、2004年の正月があけてしばらくたってからのことなんですが、この作品のハンター役の山ア秀樹とその彼女に、何とグアムでバッタリ!秀樹と彼女は僕が青年座の研究所で芝居の勉強をしていた時の同期生で、研究所時代はお互いの家に遊びに行ったり仲良くしていたのですが、その後、秀樹だけは青年座に残り僕は昴へ。年賀状のやりとりくらいはしていたものの3年くらい会ってなかったんじゃないかな。ホントにびっくり!新宿あたりならまだしも、まさかグアムでとは・・・。
僕はただ観光で滞在していたのですが、聞けば秀樹は青年座の劇団員旅行でグアムに来て同時に結婚式を挙げたとか!そういえば、結婚すると噂では聞いていたものの、グアムでとは知らなかったなあ。しかもこの小さな島に他の劇団員もたーくさんいるなんて!

そんな偶然があったからなのか、あるいは全く関係ないのか、とにかくその1年後、僕は青年座の公演『ノーマンズ・ランド』の舞台に立っていました。暴○団の若頭のような役でした。イメージは、いつもビシッとした黒いスーツに黒いロングコートと黒い革の手袋。目つきは鋭く、人を殺しても何とも思わない冷血人間。人一倍幼く見えて貫禄の無い僕になぜこの役?という思いもチラっと頭をかすめましたが、劇団では絶対にやらせてもらえないであろう役だし何事も経験!

ひとにらみするだけで相手がびびるほどの迫力。自分の中にない資質の役なので苦労しましたが、やってみるとけっこう快感かも。
いつまでも好青年の役ばかりではないだろうし、いろいろできるようにならなくちゃいけません、役者は。
これからもどんどん新しい役柄にチャレンジしていこうと誓いました。
そんなチャンスを与えてくれた青年座のみなさん、ホントにありがとうございました!


グアムで式を挙げた秀樹は今や双子のパパです。
おめでとう秀樹&美砂子。幸せにね。


                                                    (2005年12月 岩田翼)

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