タイトル |
マウストラップ
〜ねずみとり〜 |
製作:ピュアー・マリー |
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作・演出 |
演出:大和田 伸也 原作:アガサ・クリスティー 翻訳:鳴海
四郎
(ハヤカワ・ミステリー文庫) |
上演場所
日程 |
2003年3月 1日 /根上町総合文化会館(石川)
3月 2日 /能登演劇堂(石川)
3月 5日〜16日 /三百人劇場(東京)
3月21日 /伊勢崎市文化会館(群馬)
3月22日〜23日 /新神戸オリエンタル劇場(兵庫)
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出演者 |
戸井勝海(トロッター刑事) 内海光司(ジャイルズ・ロールストン) 淡路恵子(ボイル夫人)
高汐巴(ミス・ケースウェル) 入川保則(メトカーフ少佐) 団時朗(パラビチーニ)
勝野雅奈恵(モリー・ロールストン) 岩田翼(クリストファ・レン) |
あらすじ |
〜この結末は決して誰にもお話にならないでください〜
雪が激しく降りしきるある日、ラジオからはロンドンの殺人事件のニュースが
流れてくる。若夫婦がその日始めた山荘には、さまざまな事情を抱えた5人の泊り客、
そしてロンドンの事件を追う一人の刑事…
ロンドンの事件とこの山荘にどんな関係が!?そんな中、ついに雪に閉ざされた山荘の中で
第二の犠牲者が出てしまう。残ったものは皆動揺し、疑心暗鬼になりおたがいを疑い始める…
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≪舞台エピソード≫
初舞台から1年がたちました。その間何をしていたのか・・・?
働いていたのです。アルバイトではありません。
そう、準劇団員1年生は、劇団公演の裏方として働かなくてはなりません。
昴では年間4〜5本の公演があります。
そのすべてに、プロンプや小道具や大道具、衣裳係などとして稽古から関わります。
どうやって芝居がつくられていくのか、いろんな立場から見ていくわけです。
そんな中、今回はじめて外部出演の機会をいただきました。
共演者全員、お会いするのは初めてだけど、みんな知っている人ばかり。
中学・高校のころ、同級生の女の子たちは、内海さんをはじめとする光GENJIに夢中でした。
刑事役の戸井さんは『レ・ミゼラブル』のマリウス役でおなじみ。僕自身、レミゼは3回観ました。
マリウスは大好きな役。「CAFE SONG」は歌詞もおぼえてます。
宝塚出身の高汐さん、登退場するときに目がキラッと光るんです。
入川さんは大きな声。団さんは今回とても怪しいキャラクター。
勝野雅奈恵さんは、勝野洋・キャシー中島ご夫妻のお嬢様。今回が初舞台です。
が、とてもそうは思えない。堂々としています。
そして淡路恵子さんの演技!いじわるなボイル夫人が、
いじわるなのに、どんどん魅力的な人物になってく!
稽古場へ行くのがホントに楽しかった。
そうそう、自分も負けちゃいけない。がんばらなきゃ・・・、と思いました。
演出の大和田さんは、ご存知のとおり俳優です。
だから俳優の気持ちをすごくわかってくれるんです。
稽古場の雰囲気、舞台上での居場所、ダメ出し。ホントに優しくて、的確で
どんどん芝居がおもしろくなっていきました。
そしてスタッフの方々。何か頼んだら、翌日にもう出来てる!
1年だけ劇団の裏方手伝って、それがどんなに大変なことかも、ちょっとだけわかるようになりました。
同じ役を21ステージ。自分がこれまでやった公演では一番の長丁場でした。
これだけやると、公演期間中でもいろいろ発見があって、毎日ちょこっとずつ芝居変えたりしてました。
演出家にいつか怒られるんじゃないかと、ちょっとヒヤヒヤしましたが・・・。
とにかく、自分が本当に楽しんでやれた公演をたくさんのお客さまに観てもらい
楽しんでもらえたことが、すごく幸せです。
(2003年11月 岩田 翼)
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