タイトル フィリップの理由 劇団昴 subaru/P.BOX NO.5 フィリップの理由/2002.04
作・演出 作:ケヴィン・エリオット  訳・演出:三輪 えり花
上演場所
日程
2002年4月11日〜21日   /三百人劇場 
出演者 田中正彦(フランク) 仲野裕(デニス) 磯辺万沙子(ローラ) 北川勝博(ロジャー)
 永井誠(ゴムペルツ) 米倉紀之子(コーネリア)
岩田翼(フィリップ) 
あらすじ
夏の週末。ロンドン郊外のローラの家へ、不治の病に冒されている親友のフランクがやってきた。
なにか言いたそうな様子。しかしなかなか言い出せない・・・。
二人の脳裏にあるのは一年前のこの場での出来事・・・。
一年前のその日、ローラの家では一人息子フィリップの初海外旅行からの帰国パーティーが開かれていた。
長い間オーストラリアに行っていた、弟夫婦もやってきて大騒ぎ。
最愛の息子と穏やかなときを過ごそうとしていたローラにとっては、招かざる客。
なんとか賑やかな会話をと思うのだが、各人の話題はどれもすれ違うばかり。
おまけにフィリップが海外からとんでもない土産を持って帰ってきたことが
発覚し、それをきっかけにおのおのが内面にこっそり抱えている
フラストレーションがあらわになり、ついにはフィリップの身に恐ろしい事件が起きる…。
                        ≪舞台エピソード≫
プロの俳優としての初舞台です。
まだ昴演劇学校の生徒だった前年の秋、職員室へ呼び出され、配役を告げられました。
いきなりのタイトルロール!正直言ってビビりました・・・。
3月には、卒業公演『三人姉妹』もひかえています。かけもちでの稽古になりました。

役柄は15歳(!)の少年。稽古場では、はじめて対する劇団の大先輩たちを相手にして緊張しっぱなしでした。
本番より稽古のほうが緊張したかも・・・。
稽古終了後はいつもの居酒屋へ。未成年の役ですが、ま、実際はちがうので
グラス片手に先輩たちのアドバイスに耳を傾ける毎日でした。

母親役の磯辺万沙子さん(「踊る大捜査線」湾岸署々長、北村総一朗氏の奥様です。)
相手に、10分近くアルゼンチン・タンゴを踊るシーンがありました。2人で三ヶ月ほどタンゴのレッスンに通いました。
タンゴは男と女の踊り。
うまい人が踊るとホントにセクシーなんです。しかもすべて男のリード。むつかしかった!

そしてクライマックスは、無理やりされるキスシーン。相手は主人公フランク
(田中正彦さん、ダンディーな男性です!)
そう、フランクは同性愛者です。あの感触、今でも忘れないな。ずっと忘れないかも・・・。
深い意味はないですけど。

おかしくて切なくて、いい作品でした。
本番直前の3月下旬、昴に劇団員としての採用が決まりました(3年間は準劇団員ですが)。
その意味でも、思い出深い作品です。
今思えば「もっとああすればよかった」「こうすればよかった」とか色々出てきます。
それが今の自分のエネルギーになってるんですけどね。    
                                                 (2003年11月 岩田 翼)

★舞台写真★

フィリップの理由/磯部万沙子さん・岩田翼さん フィリップの理由/米倉紀之子さん・岩田翼さん フィリップの理由/米倉紀之子さん・田中正彦さん・磯部万沙子さん・岩田翼さん フィリップの理由/北川勝博さん・米倉紀之子さん・磯部万沙子さん・田中正彦さん・仲野裕さん・岩田翼さん
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