タイトル 蔵のある家 製作:平野企画 蔵のある家/2003.08.11
作・演出 作:平野 稔  演出:内藤 裕子  森泉 博行 
上演場所
日程
2003年 8月26日〜31日 /シアターX(東京)
     11月 2日     /美山町中央公民館(岐阜)
出演者 有田麻里(うめ) 藤吉悦子(夏子) 木村翠(美子) 
猪俣光世(かま) 相場奏子(艶子) 藤川恵梨(蛍)
有本欽隆(満) 依田英助(徳次) 内山森彦(治彦)
 江上真悟(宏) 水島文夫(包丁研ぎ) 岩田翼(隆)
あらすじ
舞台となるのは、岐阜の山奥にある町。年老いた母親がひとり住む蔵のある旧家には、
盆や正月になると、都会へ出て行った息子や娘たちが帰省してくる。
宴席での会話。生家と蔵を中心に回るさまざまな人間模様が明らかになる。
美しい四季の移り変わりと共に母親は老いてゆく。
人は生まれてから死ぬまでに、他人の知りえないドラマをいくつも創っていく。
蔵のある家はいつもそれを見守ってきた・・・。

                    ≪舞台エピソード≫
橋爪功さんや岸田今日子さんが在籍していることでおなじみの演劇集団円で、
自身も俳優である平野稔氏が、母親との思い出を脚本にし、2002年に初演され
好評だった作品です。主演の有田麻里さん以外、すべてのキャストを一新しての再演でした。
もちろん僕も初めて。
そして僕も円の養成所出身。はじめて演技の勉強をするために入ったのが円でした。
蛍役の藤川恵梨さんは円の同期生です。
そんな縁で、出演となりました。
役柄は・・・、フィリップ以来の10代!
しかも今度は日本人の高校生。。衣裳は学ラン。
どうやってごまかそうかと髪型を変え化粧の研究をしたのはいいけれど、
今度は「セリフがおっさんくさい」という演出家のダメ出し・・・。ひぇ〜。
とかなんとかやってるうちに本番をむかえ、終演後はお客様のアンケートに目を通す。
「あいつは高校生に見えない」というコメントは無い・・・。よしよし。

だんだん老いてついには痴呆になってしまう母親を演じた有田さんの演技、迫力でした。
岐阜での公演も好評だったようで、ホッとしています。

まだまだ10代もいけるかな・・・。        (2003年11月 岩田 翼)

蔵のある家/岩田翼
学生服姿の岩田翼さん
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