Winter Rose
〜公演直前インタビュー〜
一昨年の12月・昨年2月に上演され、各方面より好評を博した「WinterRose」が
2005年1月・2月、かえってきます!
舞台の再演というのは「難しい」とよく言われますが、前回の公演よりもより深く
またパワーアップした作品を創るため、ただ今稽古の真っ最中!
そんなお忙しい中ではありますが、インタビューにお答えいただきました。


―お稽古お疲れ様です。
早速ですが、このたびの再演が決まった時期はいつだったのでしょう?


ええと、いつだっけな?
じつは昨年2月の博品館での公演が終わった直後には、もう再演の話がちらほらと聞こえてはいたんですが、正式には夏くらいではなかったかと・・・。あいまいな記憶ですいません (苦笑)

― そんな早い時期からお話が!再演が正式に決まったときのお気持ちはいかがでした?

「やっぱりまたやるのか !」
って気持ちでした、正直。ごめんなさいっ!
とにかく仲の良いカンパニーだったので、またみんなと一緒にやれるってことは本当にうれしかったんです。ただ、公演エピソードのところにも書きましたが、とにかく僕の理解力不足のせいで内容の読解と表現に苦しんだ作品だったので「またあの苦しみを味わうのかなぁ」と。
でも、だからこそ、再演が決まる前から「あそこはもっとああすればよかったんだ!」とか「そういうことだったのか!」なんて反省や発見がたくさん。いつのまにか頭の中では何度も再演してました!(笑)
いまでは、「いよいよやれる」っていう楽しみな気持ちでいっぱいです。

― このカンパニーの方々が終演後もご一緒にお仕事される 機会が多かったように思うのですがそれらの公演はご覧になられましたか?

吉野さんと星奈さんが出演された『暗い日曜日』と、星奈さんと伊藤さんの『ジュリアス・シーザー』を拝見しました。
吉野さんは『暗い日曜日』のピアニスト役が初めてのストレート・プレイ(セリフだけのお芝居)だったそうなのですが、すごくよかったんです♪ストーリーを知らなかったので映画版をビデオで観てから行ったのですが、個人的には吉野さんの演じられたピアニストのほうが、気持ちの流れがとってもわかりやすくて好きなくらい!
『ジュリアス・シーザー』では星奈さんは『Winter Rose』とは打って変わって男っぽい衣裳で登場。これもステキでした!伊藤さんのシーザーもすごい存在感でかっこよかったぁ!
皆さんの素敵な舞台を観ることができて楽しかったのと同時に、「僕も頑張らなきゃ」って脅威を感じ刺激されてます (汗)

― また、翼さんご自身も『Winter Rose』終演後、荻田先生の演出でご一緒にお仕事された訳ですがいかがでしたか?

『マルゴ』楽しかったですっ!
『Winter Rose』で1回ご一緒させていただいただけなのに、僕のことを隅から隅まで理解してもらったような台本と演出。やっていて本当に気持ち良かったんです!またやりたいなぁ。。。
でもね、僕は僕で荻田先生への理解を多少は深めたつもりですので、『WinterRose』の再演では、しっかりと役立てていきたいです!!


― 久しぶりに全員集合でのお稽古。お稽古の様子はいかがですか?

’04年中から何度か集まってダンスの振り付けを思い出したり、動きの確認をしたりしています。現在公演中の方もいらっしゃるので、実は全員集合したのは1回だけなんです。
でも、気心の知れた仲間に再会して、なごやか〜な雰囲気で稽古は進んでいます。
本番が近づくにつれ緊張感も高まってきそうです。 

― では再演に対する意気込みなどをお願いします。

初演を振り返ってみると、みんなダンス・歌・芝居というそれぞれの役割をはたすので精一杯だったという気がします。今回はもっと、全員がお互いを意識してひとつのストーリーを共有していけたらいいねと、こないだ吉野さんと話し合ったところです。

この作品の何がおもしろいのか、口で説明するのはとても難しいです。素敵なダンスを堪能するだけでもいいし、ストーリーにひそむ謎解きにはまってみるのもいいかも♪でも、どんな見方をしても、きっと言葉で説明しがたいような感動を味わっていただけるはずです!
それから、内緒ですけど、ちょっとだけストーリーが変わります。また新鮮な感じですよ。

『Winter Rose』みんなで一緒に楽しみましょう!



お忙しい中たくさんの質問にお答えいただきありがとうございました。
最後の質問には、内緒話まで加えていただき今から本当にワクワクいたします。
「WnterRose」本当に不思議な魅力を持つ世界です。
ぜひともこの世界を体感してみてください。初めて観る方にも、また初演をご覧になられた方にも、きっと楽しんでいただける作品です。

1月30日(日) シアター・ドラマシティー(大阪)
2月 2日(水)〜2月 6日(日) 博品館劇場(東京)

チケット取り扱い先などはこちらのページに詳細がございます。ご参考になさってください。